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インスタ_点描_凝視

スレッズ_点描_山紫水明

スレッズ_点描_神鹿

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白と黒×私の哲学
■|山紫水明
この世に生を受けたものは、すべて老いていく。
しかし、生まれたばかりの頃は、自分が老いることなど知る由もなく、目の前のすべてに希望を抱き、溢れる力で逆流に挑むことができた。
勢いのままに進み続けるうちに、気づけば全身に傷を負い、次第に自らの老いに気づくようになる。
そして、始まったばかりの「老い」という現実と向き合う時が訪れる。
果たして、これから歩む人生の道は、数十年後にどのような景色を描いているのだろうか。振り返る時、自らの足跡が『山紫水明』のごとく彩り豊かな軌跡であったなら、どれほど誇らしいことだろう。
その時、ふと自分の手を見つめ、思わず笑みがこぼれる。
「老いとは、悲しむべきものではない。これほどまでに味わい深く、楽しい道は他にない。」
私はそう感じた。

——華のある点。
無数の点が散らばり、それが集まることで華やかな姿を形作る。
「華点」誰もが華のある一つの点である。

■|鳳凰(弌)
鳳凰とは、死者を天界へと導く霊鳥である。
人は皆、死を恐れる。なぜか? それは、必ず訪れるものでありながら、その先を誰も知らないからだ。
どのような形であれ、生を受けたものは必ず死に向かう。
しかし、先人たちはその「死の先」を見ようとし、やがて一つの希望にたどり着いた。――それが、鳳凰の姿である。
死後の世界へと旅立つ瞬間、天から美しい霊鳥が迎えに来る。
そう信じることで、人は「死」を恐れず、今世を精一杯楽しむことができるのだ。
いつか鳳凰が迎えに来るその日まで、私は人生を謳歌しよう。
そう、心に決めた。